交流分析(TA)理論講座
テーマ:AI時代のTA活用術
講師 : 下平久美子 先生(日本交流分析協会理事長 交流分析士教授
TA心理カウンセラー 産業カウンセラー)
場所 ; 博多バスターミナルビル
時間 : 10:00 ~ 16:00
下平教授とお会いするのは初めて。長丁場だったが時間があっという間に過ぎた
日本航空で国際線乗務員として勤務されたのち客室乗務員教育や
マナー接客教育、TAを活用したコミュニケーションやメンタルヘルス
話し方の研修現場に立たれておられます
企業や自治体、大学などで研修を担当されるほか、鎌倉市の教育委員も務められています
特筆すべきは、現役の女優!であり、まさにTAの役割を演じるということをされていて
講座も大変楽しい舞台でした。
【本題】AIの流れは止めようもなく、最近の若者はスマホばっかりいじって~と値引き(ディスカウント)するでもなく
AIの影響で 心との関係性がどうなっているのかなどをグループでも話し合いました
AI は 特化性に優れており しかし一方 汎用性、柔軟でファジーではない
そこが 心 TAの出番である AIを超える心を鍛えておくこと
進化と変化する日々だが AI と TA を共存させ
TAI の 時代を!
という話でした。
そのほかに感動したことは
ディズニーランドの接客のお話し
ディズニーランドのキャストはそもそも心が健康な人が条件でありますが
そして 今 この場で目の前のゲストを笑顔にしてくださいという条件をクリアしたキャストたち
そこでの感動のお話
1 夜のパレードの出発前に 大通りに飛び出し 大の字になって寝た女の子の話
たいていは、危ないから下がって~などといわれがちでその子を急いで抱えて
元の所へ引き返させたりするのに
そのアルバイトのキャストは その女の子と一緒に大通りに 大の字で寝て その子を笑顔にしました
※ この話を聞いて ミルトンエリクソンの お化けを見るクライアントに対する接し方
そんなの見えないよ~と対処するでなく
どこどこ?とエリクソンはクライアントと一緒にお化けを探した話を思い出しました
2 イーストサイドカフェでの高校生が若い夫婦からもらった手紙の話
あの時はありがとうございました 感動しました という手紙をもらったそうです
それは
その夫婦がお店に入り、メニューを開き、お子様ランチのミッキープレートをみて
「これは子どもしか食べられないんですよね」とつぶやく
たいていは、「そうです。小学生までのメニューとなっております~」などといわれがちだが
その高校生のアルバイトは
「そうですけれど、なぜですか?」とやさしく聞きました
やさしく聞かれたため思わずそのご主人は話します
その夫婦がまだカップルの頃、子どもが出来たらこの店でお子様ランチを一緒に食べたいねという夢を持っていた
でもそのカップルは、その後結婚し子どもができましたが その子どもを亡くしてしまいます
その話を聞いたアルバイト生は おまちくださいと上司と話をしてきます そして
お客様をこちらへどうぞとお通しされたところは、二人掛けのテーブルから
ファミリーのテーブルに導かれました そこにはお子様の椅子も用意されていました
そしてお子様へ ミッキープレートが出されました
今日はようこそディズニーランドへいらっしゃいました たのしく過ごしてくださいねとの言葉と笑顔
※ もう この辺りで 涙 涙
これでディズニーランド リピート率98% の理由が分かりました
その他に
ラケット感情ではなく、本物の感情をという話などもあり
本当に中身の濃い、しかも面白い講演で 大変勉強になりました
敵を知り己を知れば百戦危うからず~TA交流分析
TA(交流分析)を学ぶことで⑴自己理解と気づき⑵自発性を高め⑶親密な交流ができるようになります。
無意識に生きているのではなく、これからは意識的に生きてゆく。
自分に気づくことで、他人がそして世界が見えてきます。何も恐れることはなくなります。この偉大な発見、TA(交流分析)を是非マスターしてください。